聖サイモン・ストック - The Sacred Secret
聖人

聖サイモン・ストック

サイモン・ストック/シモン・ストック
Saint Simon Stock(英)/ Sanctus Simon Anglus(羅)
※ 聖サイモン・ストックは正式な列聖手続きを経た聖人ではありませんが、カルメル会による長年の崇敬がバチカンに認められ、1979年以降カルメル会の任意記念日として暦に復帰しています。スカプラリオの幻視については歴史的論争があり、慎重な扱いが求められますが、ブラウン・スカプラリオへの民衆的信心そのものはカトリック教会に推奨されています。
◆ 年代1165年頃〜1265年5月16日
◇ 出身地イングランド・ケント州エイルズフォード
◆ 祝日5月16日
◇ 守護分野カルメル会、エイルズフォード(英)、ボルドー(仏)
◆ シンボル
ブラウン・スカプラリオ 聖母マリア カルメル会の修道服
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Life / 生涯

サイモン・ストックは12世紀半ば頃、イングランドのケント州エイルズフォードに生まれました。幼少より信仰に篤く、12歳頃からケントの森に隠れ住み、木のうろ(stock)を住みかとして20年にわたる隠修士生活を送ったとされます。「ストック」という名はこの木のうろに由来するとも伝えられています。根や野草、野生のりんごを糧とし、小川の水を飲む清貧な生活の中で、日々聖母マリアへの祈りに励みました。

その後、聖地パレスチナのカルメル山から来た修道士の一行がイングランドに到着したという話を聞き、サイモンは彼らに加わりました。1247年頃、カルメル会の総長(Prior General)に選出され、修道会の改革と西欧社会への普及に尽力しました。オックスフォード、ケンブリッジ、パリ、ボローニャの大学に修道院を設立し、学問的な修道会としての基盤を築きました。1265年、フランスのボルドーを訪問中に約100歳で天寿を全うし、そこで埋葬されました。

Episode / エピソード・伝承

聖サイモンにまつわる最も有名な伝承は、1251年7月16日に聖母マリアが現れ、ブラウン・スカプラリオを手渡したというものです。聖母はその際、「これを汝らへの特権として与える。これを身につけたまま死ぬ者は、地獄の火に苦しむことはないだろう」と告げたとされます。この幻視の最初の記録は14世紀後半のものであり、出来事とされる日から100年以上後のものです。歴史学者たちは文書の真正性に疑問を呈しており、第二バチカン公会議後にカルメル会の暦から一時削除されましたが、1979年に任意記念日として復活しました。

スカプラリオの幻視の歴史的真否にかかわらず、ブラウン・スカプラリオへの信心はカトリック世界に深く根付いています。教皇ヨハネ・パウロ2世は2001年に「この信心は教会全体の宝である」と述べ、その精神的価値を認めました。16世紀以降、カルメル会は一般信者にもスカプラリオを授けるようになり、現在も世界中で広く用いられるサクラメンタルとなっています。聖サイモンの遺骨はボルドーの大聖堂に保存されており、一部は1951年に故郷のエイルズフォードに戻されました。

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