シエナの聖ベルナルディーノ - The Sacred Secret
聖人

シエナの聖ベルナルディーノ

ベルナルディーノ・ダ・シエナ/イエスの聖名の使徒
Saint Bernardin de Sienne(仏)/ Saint Bernardino of Siena(英)/ Sanctus Bernardinus Senensis(羅)
◆ 年代1380年9月8日〜1444年5月20日(享年63歳)
◇ 出身地イタリア・マッサ・マリッティマ(シエナ共和国)
◆ 祝日5月20日
◇ 守護分野広告業・広報担当者・説教者・イタリア・胸の病(呼吸器疾患)
◆ シンボル
IHSの輝く太陽板(最重要シンボル) フランシスコ会修道服 3つの司教冠(3度辞退した印)
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Life / 生涯

ベルナルディーノは1380年9月8日、シエナ共和国(現イタリア・トスカーナ州)のマッサ・マリッティマに生まれました。幼くして両親を亡くし、親戚の手で育てられましたが、信仰深い環境の中で育ちます。1400年にペストがシエナを襲ったとき、ベルナルディーノは20歳の若さで聖堂施療院に自ら志願し、4か月間にわたって病者の世話をし続けました。自身も重病に倒れながらも回復し、その体験が彼の生涯を決定づけます。

1402年にフランシスコ会(厳律派)に入会し修道士となったベルナルディーノは、声が細く説教家には向かないと思われていましたが、祈りの末に見事な雄弁の才を開花させます。以後イタリア各地を巡って民衆説教師として活躍し、その説教は常に数千人規模の聴衆を集める一大社会現象となりました。

ベルナルディーノが特に情熱を注いだのが「イエスの聖名(IHS)」の信心普及です。金色の輝く円板に「IHS」(イエスの頭文字のギリシャ語略字)を記した板を民衆に掲げさせ、派閥争いや分裂の絶えないイタリアの都市社会に「イエスの名のもとにひとつになれ」と訴え続けました。この活動から、現代では「広告・広報の守護聖人」とも呼ばれています。シエナ大司教、フェラーラ司教、ウルビーノ司教と三度に渡り司教職を打診されましたが、その都度辞退し、生涯を旅する説教師として過ごしました。1450年に教皇ニコラウス5世によって聖人に列せられています。

Episode / エピソード・伝承

ベルナルディーノの説教は単なる信心鼓吹にとどまらず、当時の社会問題にも鋭く踏み込むものでした。高利貸し・賭博・派閥抗争・女性蔑視などを公然と批判し、聴衆に具体的な行動変革を求めました。彼の説教の後、各地で賭博の道具や不道徳な書物や絵画が広場で焼かれる「虚栄の焚火」が行われたことも知られています。

「IHS」の板を掲げて町に入るベルナルディーノの姿は15世紀イタリアの象徴的な光景となり、その図像は現在もフランシスコ会とイエスの聖名への信心を示すシンボルとして世界中で用いられています。細身の体と弱い声から出発し、イタリア全土を感動させた説教家の物語は「弱さの中に働く神の力」の証しとして語り継がれています。

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