ロクロナンの聖ロナン - The Sacred Secret
聖人

ロクロナンの聖ロナン

ロナン/ロナン・ル・クワール/アイルランドのロナン
Saint Ronan de Locronan(仏)/ Saint Ronan of Locronan(英)/ Sanctus Ronanus(羅)
※ 聖ロナンの生涯に関する史料は限られており、その詳細は中世ブルターニュの伝承に基づいています。
◆ 年代6世紀頃(生没年不詳)
◇ 出身地アイルランド(出身)/フランス・ブルターニュ(活動地)
◆ 祝日6月1日
◇ 守護分野ロクロナン市・ブルターニュ・雨乞い・農業・巡礼者
◆ シンボル
巡礼の杖 悪魔を踏みつける足 修道服
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Life / 生涯

聖ロナンは6世紀頃のアイルランド出身の修道士・隠者で、ブルターニュ(現フランス西部)に渡って宣教活動を行ったケルト系聖人のひとりです。彼はフィニステール県の森の中に定住し、厳格な修道生活を送りながら地域の人々にキリスト教の信仰を伝えました。その地は後に彼の名を冠して「ロクロナン(Locronan=ロナンの聖地)」と呼ばれるようになります。

伝承によれば、ロナンは毎朝夜明け前に起き、近くの泉で祈りの水を汲み、森の中を素足で一定の距離歩きながら祈る「巡礼の道(トロメニ)」を日課としていました。この道は今日「小トロメニ(Petite Troménie)」として6年ごとに行われる巡礼行列の道筋となっており、12年ごとには「大トロメニ(Grande Troménie)」として1万人規模の大行列が行われます。

また伝承では、近隣に住む女性ケバンがロナンを魔法使いだと誹謗し、彼が自分の子を食い殺したと告発しました。しかしロナンが無実であることが明らかになり、ケバンは地に飲み込まれて罰せられたといいます。ロナンはその後まもなく亡くなり、遺体は石の棺に納められて牛に引かせたところ、牛が止まった場所が現在のロクロナン教会堂の場所とされています。

Episode / エピソード・伝承

ロクロナンの町は中世の石畳と建築がほぼ完全な形で残るブルターニュを代表する美しい村で、フランス最美の村のひとつに選ばれています。「トロメニ(Troménie)」の巡礼行列はユネスコ無形文化遺産に登録されており、ケルトとキリスト教が融合した独特の民俗信仰の場として今も多くの巡礼者・観光客を集めています。

映画「エバー・アフター」や「ケルトの伝説」をはじめ、ブルターニュを舞台にした多くの作品にロクロナンの風景が登場しています。聖ロナンはアイルランドからブルターニュへ渡った多くのケルト系聖人の中でも、地名と巡礼習慣の両方に名を残す数少ない聖人として特別な存在感を持っています。

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