預言者ダニエル - The Sacred Secret
預言者・聖人

預言者ダニエル

旧約聖書の預言者
Daniel(英)/ Daniel le Prophete(仏)/ Daniele(伊)/ Daniel Propheta(羅)
※ ダニエルは旧約聖書に登場する預言者です。新約時代の殉教者・修道者とは区別され、カトリック教会では「旧約の聖人」として7月21日に記念されます。
◆ 年代前6世紀頃(バビロン捕囚期)
◇ 出身地ユダ(現イスラエル・パレスチナ)
◆ 祝日7月21日
◇ 守護分野預言者・不当に裁かれた人・誣告(ぬこく)された人
◆ シンボル
ライオン(獅子の穴) 巻き物・書物 王冠を踏む 天使ガブリエル
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Life / 生涯

ダニエルは前6世紀のバビロン捕囚期に活躍したユダヤ人の預言者です。ネブカドネツァル王の治世にバビロンへ連行されたユダの若者の中の一人で、その知恵と信仰の深さから王宮で高い地位を与えられました。ヘブライ語の名「ダニエル(神は私の裁き手)」は、バビロンにおいてベルテシャツァルと改名させられましたが、ダニエルは異教の宮廷の中でも一貫してユダヤの信仰を守り続けました。

ダニエル書は大きく二部に分かれています。前半(1-6章)はダニエルと三人の友人(ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤ)の宮廷における試練の物語が描かれ、後半(7-12章)はダニエルが受けた幻視と黙示文学的な預言が収められています。彼の受けた幻視は「人の子」「四つの獣」「七十週の預言」など、後のキリスト教黙示文学に大きな影響を与えました。

ダリウス・メディア人の治世には、ダニエルを妬む廷臣たちの策略によって「神以外への祈りを禁じる令」が出され、ダニエルは日に三度エルサレムへ向かって祈ることをやめなかったため獅子の穴に投げ込まれます。しかし翌朝、ダニエルは天使に守られて無傷であり、王は神を讃えたとされます。

Episode / エピソード・伝承

ダニエル書で最も有名なエピソードのひとつが「ベルシャツァルの宴」です。バビロンの王ベルシャツァルが宴の最中、突然壁に謎めいた文字「メネ・メネ・テケル・ウパルシン」が現れ、他の誰も解読できない中、ダニエルだけがその意味(王国の滅亡の預言)を解き明かしたとされます。「壁の文字(The Writing on the Wall)」という表現は今も英語の慣用句として残っています。

また「スザンナの物語」(グレコ語版ダニエル書に収録)では、美しいスザンナが二人の長老に無実の罪で告発され死刑を宣告されますが、ダニエルが知恵ある尋問によって長老たちの証言の矛盾を暴き、スザンナの無実を証明します。このエピソードから、ダニエルは「不当に告発された人・誣告された人」の守護者とも見なされます。

東方教会では「正しき人」として聖人暦に記載され、西方カトリック教会でも旧約の聖人として特別の位置を占めています。

Patronage / 守護の由来

獅子の穴に投げ込まれながら神の加護によって生き延びたことから、危機・迫害の中にある人々の守護者として崇めれられています。また無実のスザンナを救った逸話から、不当に告発・誣告された人々の守護聖人ともされます。

ライオン(獅子)はダニエルを象徴する最も有名なシンボルです。受け取った幻視と預言のゆえに、霊的な識別と終末論的預言の守護者としての意味合いも持っています。

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