テムセの聖アメリア - The Sacred Secret
聖女

テムセの聖アメリア

アマルベルガ・ファン・テムセ
Sainte Amalberge de Temse(仏)/ Saint Amalberga of Temse(英)/ Sancta Amalberga(羅)
※ 「聖アメリア(アマルベルガ)」という名を持つ聖人は複数存在し、古くから混同されてきました。特に同じ7月10日を祝日とする「モーブージュのアマルベルガ」(7世紀、未亡人・修道女)との混同が多く、守護分野や図像も重なる部分があります。このページはテムセのアマルベルガ(8世紀、処女・修道女)を中心に記述していますが、伝承の一部は両者が混在している可能性があります。
◆ 年代741年頃〜772年7月10日(享年約31歳)
◇ 出身地アルデンヌ(現ベルギー・ルクセンブルク国境付近)
◆ 祝日7月10日
◇ 守護分野腕・肩の病・打撲・発熱・腸の病・農民・漁師・テムセ(ベルギー)
◆ シンボル
チョウザメ(大魚) 棕櫚の枝 書物 修道服 ふるい(篩)
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Life / 生涯

テムセの聖アメリア(アマルベルガ)は741年頃、現在のベルギーとルクセンブルクの国境付近にあたるアルデンヌの貴族の家に生まれました。幼い頃から信仰心が深く、聖ランドラダに育てられ、ミュンスタービルゼン修道院(Munsterbilzen Abbey)に入りました。

伝承によれば、若きカール(後のカール大帝)が彼女の美貌と信仰心に惹かれ、7年にわたって求婚し続けましたが、アマルベルガは神への誓願を理由にこれをすべて断り続けました。ある時カールは彼女の手を力ずくで引こうとして腕を折ってしまいましたが、その腕は奇跡的に癒されたと伝えられます。その後カール自身も病に倒れ、アマルベルガへの非礼を悔い改めて初めて回復したとされます。

アマルベルガはテムセに聖母マリアに捧げる教会を建て、修道生活を送りながら772年7月10日に31歳で帰天しました。遺骸はビルゼンからテムセへ運ばれましたが、その際に多数のチョウザメが葬列の船に寄り添ったと伝えられています。864年にはゲントの聖ペトロ修道院へ遺骸が移され、フランドル全域で崇敬を集めました。

Episode / エピソード・伝承

アマルベルガにまつわる最も有名な奇跡が「チョウザメの奇跡」です。カールから逃れる際、スヘルデ川(Scheldt River)を渡れずにいたアマルベルガの前に巨大なチョウザメが現れ、その背に乗って対岸に渡ったと伝えられています。この伝説からチョウザメは彼女の最も重要なシンボルとなり、メダイや聖画像でも魚とともに描かれることが多くあります。テムセの漁師たちは毎年7月10日の祝日にチョウザメを彼女の礼拝堂に献げる習わしがあり、「その日だけ川にチョウザメが姿を現す」という言い伝えも残っています。

また飢饉の際には大きな魚が川に現れてたびたび人々を救い、彼女が干ばつの時に篩(ふるい)で水を運んで奇跡の泉を湧き出させたという伝承もあります。篩がシンボルのひとつとされるのはこの伝説に由来します。

テムセでは11世紀から続く巡礼行列が今も行われており、聖霊降臨祭の月曜日を中心に23kmの道のりを歩く伝統行事として受け継がれています。

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