聖トマス(使徒) - The Sacred Secret
聖人

聖トマス(使徒)

トマス/ディディモ/疑い深いトマス
Saint Thomas(英)/ Sanctus Thomas(羅)/ Thomas Didymus(英・別名)
◆ 年代1世紀
◇ 出身地ガリラヤ(現イスラエル)
◆ 祝日7月3日
◇ 守護分野インド・建築家・石工・測量士・神学者・盲人
◆ シンボル
大工道具(直角定規) 聖書 指(キリストの傷に触れる)
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Life / 生涯

聖トマスは十二使徒のひとりで、「ディディモ(双子)」とも呼ばれました。ガリラヤ出身とされ、イエスの公生涯を通じてそのそばに従い、言葉と行いを直接目撃した弟子のひとりです。新約聖書ではヨハネ福音書に特に多く登場し、他の使徒たちとは異なる率直な性格がうかがえます。

復活したキリストに出会った際、トマスは最初その場に居合わせず、「自分の指で釘の跡に触れるまでは信じない」と言ったと伝わります。後にキリストが再び現れ、傷に触れることを許すと、トマスは「わが主、わが神よ」と告白し、深い信仰の告白を残しました。

「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」 - ヨハネ20:29

使徒としての宣教活動についてはパルティア(現イラン)やインドへ赴いたとされる伝承が古くから存在し、インド・ケーララ州のトマス・キリスト教(シリア正教系)はその起源を聖トマスの宣教に帰しています。インド南部のチェンナイ近郊マイラポールにある聖トマス大聖堂は、彼が殉教した地とされ、今も巡礼地として知られています。

Episode / エピソード・伝承

「疑惑のトマス(Doubting Thomas)」という言葉は英語圏で広く使われ、懐疑的な人物を指す慣用句にもなりました。しかし神学的には、トマスの疑いは信仰を否定するものではなく、確かめた上で信じるという誠実さの表れと解釈されることも多く、その後の「わが主、わが神よ」という告白は福音書中で最も明確なキリスト神性の宣言のひとつとされています。

建築家の守護聖人とされる背景には、インドのゴンドファルネス王に宮殿建設を依頼されたトマスが、受け取った費用を貧しい人々に施し、天国に「霊的な宮殿」を建てたという伝承があります。槍(または矢)で殉教したとされ、アイコノグラフィーでは槍を持つ人物として描かれることが多く、しばしばキリストの傷に指を差し伸べる場面も描かれます。

外典「トマス行伝」にはインドでの宣教記録が詳細に残されており、2世紀頃に成立したとされます。正典には含まれませんが、古来のトマス伝承を伝える重要な文献として研究されています。

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