マルセイユの聖ヴィクトル - The Sacred Secret
聖人・殉教者・兵士

マルセイユの聖ヴィクトル

ヴィクトル/ビクトル
Saint Victor de Marseille(仏)/ Saint Victor of Marseille(英)/ Sanctus Victor Massiliensis(羅)
◆ 年代3世紀(殉教304年頃)
◇ 出身地マルセイユ(現フランス)
◆ 祝日7月21日(旧暦)/8月21日(一部地域)
◇ 守護分野マルセイユ・兵士・船乗り・石臼職人・粉屋
◆ シンボル
磨石(ひき臼) 棕櫚の枝(殉教) 兵士の甲冑
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Life / 生涯

マルセイユの聖ヴィクトルはローマ帝国の兵士として3世紀末のマルセイユに生きたキリスト教徒です。ディオクレティアヌス帝の迫害(303〜305年頃)の最中に、キリスト教信仰を公言したために逮捕されました。獄中でも同じ囚人たちに信仰を語り、三人の番兵を改宗させたとも伝えられています。

幾度もの拷問に耐えながら信仰を棄てることを拒んだヴィクトルは、最終的に石臼(磨石)で押しつぶされるという残酷な方法で処刑されたと伝わります。この石臼が彼の最も代表的なシンボルとなっており、粉屋・石臼職人・船乗りの守護聖人とされています。

5世紀にマルセイユ司教カッシアヌスが彼の墓所の上に修道院と聖堂を建設し、「サン=ヴィクトル修道院」として現在も残っています。この修道院はプロヴァンス最古のキリスト教建築のひとつとして知られています。

Episode / エピソード・伝承

ヴィクトルの殉教の場面で特に語り継がれるのは、石臼で処刑される直前に異教の祭壇を蹴り倒したという伝承です。その行為が処刑官の怒りを買い、その場で足を切断されたとも伝わります。彼の揺るぎない信仰への挑発的ともいえる態度は、殉教者の強さの象徴として後世に語られました。

マルセイユでは毎年2月2日の聖燭祭(ろうそく祭り)に緑色の蝋燭を灯してヴィクトルの殉教を記念する伝統が今も続いており、マルセイユ市民にとって深く根付いた信仰の行事となっています。サン=ヴィクトル修道院の地下聖堂には彼の遺骸が安置されているとされ、マルセイユ港を見渡す丘の上に今も立つ要塞のような外観の修道院建築は、この都市を象徴する景観のひとつです。

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