聖グレゴリウス1世(大教皇) - The Sacred Secret
聖人

聖グレゴリウス1世(大教皇)

グレゴリウス/グレゴリー/グレゴワール/大教皇グレゴリウス
Gregorius Magnus(羅)/ Saint Gregory the Great(英)/ Saint Gregoire(仏)
◆ 年代540年頃〜604年3月12日(享年60歳頃)
◇ 出身地ローマ(イタリア)
◆ 祝日9月3日(旧・3月12日)
◇ 守護分野音楽家・歌手・学者・教師・教皇・修道士
◆ シンボル
鳩(聖霊) 教皇の三重冠 書物
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Life / 生涯

聖グレゴリウス1世は540年頃、ローマの名門貴族の家に生まれました。高い教育を受け、若くしてローマの最高裁判官(プラエトル)に任ぜられるほどの俊才でしたが、父の死を機に世俗の地位をすべて捨て、家屋敷をベネディクト会修道院に改めて自らも修道士となりました。

その優れた能力から教皇の特使(レガトゥス)としてコンスタンティノポリスに派遣されるなど、隠棲の望みとは裏腹に重要な任務を担い続けました。590年、ペストが猛威を振るうローマで教皇ペラギウス2世が急逝すると、民衆と聖職者はこぞってグレゴリウスを後継者に推しました。本人は固辞しましたが、最終的に教皇位を受け入れ、第64代ローマ教皇となりました。

教皇として精力的に教会改革を推進し、聖職売買や聖職者の腐敗を正しました。また英国への宣教団を派遣してアングロサクソン人のキリスト教化に尽力し、「英国の使徒」カンタベリーのアウグスティヌスを送り込んだことで英国キリスト教の礎を築きました。著作も多く、後世の神学・典礼・霊性に多大な影響を与えた教父の一人として「西方四大教父」に数えられます。

Episode / エピソード・伝承

グレゴリウスの名を不朽のものとした逸話に「奴隷市場での出会い」があります。教皇になる以前、ローマの市場で金髪碧眼の少年たちが奴隷として売られているのを目にした彼は、その出身を尋ねました。「アングル人(Angli)です」と答えられると、「アングル人ではなく天使(Angeli)だ」と言ったと伝わります。この出会いが後の英国宣教への強い動機となったとされ、人口に膾炙した逸話として今も語られています。

またグレゴリウスは典礼音楽の整備に深く関わったとされ、カトリック聖歌の基礎となる単旋律聖歌(グレゴリオ聖歌)はその名を冠しています。彼が実際に聖歌を作曲・編集したかどうかは歴史的に議論がありますが、典礼音楽の体系化に果たした役割は大きく、音楽家・歌手の守護聖人とされるのはこの伝承に由来します。

謙遜の人として知られ、自らを「神の僕たちの僕(Servus servorum Dei)」と称しました。この表現は今もローマ教皇の公式称号の一つとして用いられ続けています。

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