聖マウルス(ベネディクトの弟子) - The Sacred Secret
聖人

聖マウルス

マウルス/モール/モー
Saint Maurus(英)/ Saint Maur(仏)/ Sanctus Maurus(羅)
※ 「聖マウルス」という名の聖人は複数います。このページは聖ベネディクトの最初の弟子として知られる6世紀のマウルスについてのものです。11月22日に記念されるローマの殉教者・聖マウルスとは別人です。
◆ 年代512年頃〜584年頃
◇ 出身地イタリア(出身地詳細不明)
◆ 祝日1月15日
◇ 守護分野靴職人・寒さ・痛風・銅細工師・若者
◆ シンボル
修道服 天秤 水上を歩く姿
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Life / 生涯

マウルスはローマの貴族の子息として生まれ、幼少期に聖ベネディクトのもとへ弟子入りしました。これはベネディクトがスビアコの洞窟で修道生活を送っていた時代のことで、マウルスはベネディクト修道制の歴史において最初の弟子のひとりとして記録されています。ベネディクトの伝記を著した聖グレゴリウス1世(大教皇)の「対話録」にその名が登場することから、歴史的な存在として広く知られています。

マウルスはベネディクトの側で修道生活の精神を深く学び、師の最も信頼する弟子として活動しました。後にベネディクトがモンテ・カッシーノに修道院を移した際にもともに行動し、長年にわたって師の教えを体現する存在として修道共同体を支えました。フランスの伝承ではマウルスが後にガリア(現フランス)に渡り、ゴランジェ(現在のサン・モール・デ・フォッセ付近)に修道院を設立したとされていますが、この点については歴史的な疑問も提起されています。

Episode / エピソード・伝承

マウルスにまつわる最も有名なエピソードは「水上を走る」奇跡です。聖グレゴリウスの「対話録」によれば、修道院の池で溺れかけた少年プラチドゥスを救うためにベネディクトが命じると、マウルスは信仰の力で水面を走り少年を引き上げたとされています。マウルス自身はこの奇跡を師の祈りと命令の力によるものと語り、自分の功績とは認めなかったといいます。この話は中世の聖人伝で広く引用され、信仰と従順さの模範として語り継がれました。

フランスではマウルスへの崇敬が特に盛んで、「聖モール」として民衆に親しまれました。寒さや痛風への守護として祈願される習慣は中世フランスで広く定着しており、1月15日の祝日には各地の聖堂で盛んに記念されました。靴職人の守護聖人とされる由来については諸説ありますが、革製品を扱う職人たちの間でこの聖人への崇敬が根付いたとされています。

ベネディクト修道会(ベネディクト会)ではマウルスとプラチドゥスを合わせて記念する伝統があり、師ベネディクトの精神を次世代に伝えた弟子の双璧として位置づけられています。

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